ビス製品は形状、材質、硬度、表面処理等重要な要素が多数ありますが、

その中でも製品形状は最も大事な要素であり、

何の部材を締結するかにより頭部形状が大きく変化致します。また、下地が何なのかによって先端形状も

変化させないといけません。その組み合わせにより何百種類のビス製品が出来上がります。

一般的な形状だけではありますが、HPに記載しております。弊社はほとんどの形状を自社で生産可能の為、

ご相談下さればご希望に応じた最適な形状をご提案することが可能です。


頭部形状

ラッパ頭:横側から見るとラッパ(トランペット)のように見える形状

   石膏ボードや木材を止める際に使用、

   使用製品例:軽天ビス、コーススレッド
 

フレキ頭:首下にフレキ(リブ)がついている為、建材に潜っていく形状

   ケイ酸カルシウム板やコンパネ、木毛板を止める際に使用

   使用製品例:軽天ビス・コースレッド・ドリルビス 
 

ナベ頭:頭部がナベの底のような形状。薄いナベ頭はバインドとも呼ぶ

   鉄板や金物を止める際に使用

   使用製品例:ドリルビス、コンクリートビス、ノンウェルダー
 

皿頭:横川から見ると皿のような形状

   座付き金物やアルミなど下穴が開いてる物、比較的柔らかいものを止める際に使用

   使用製品例:ドリルビス、コンクリートビス
 
シンワッシャー頭:鉄板や金物を止める際に使用、座がついている分、締め付け部が大きく止めれます
   使用製品例:ドリルビス、板金ビス、瓦ビス
 
ヘッドレス頭:頭部を極薄に製造しているので、次の工程で邪魔にならない
   使用製品例:ドリルビス、コーススレッド
 

六角頭:鉄板、鉄骨を止める際に使用、六角頭の為、トルク伝達がよく頭部がなめにくい

    ワッシャーやパッキンをアッセンッブルして使用することも多い

   使用製品例:ドリルビス
 
四角穴頭:リセスが四角の為、十字穴に比べて頭部がなめにくい

先端形状

2条ねじ:下地が1.0mmまでの薄鉄板の際に使用、ピッチが比較的細かい為、薄鉄板に締結可能。

      1条ねじに比べて2倍のスピードでねじが回ります。

      代表製品:ドライウォール

 
1条ねじ:下地が木材の際に使用、ピッチが比較的荒い為、木材等の材質を潰さずに締結可能。

      最も一般的なねじ形状です。

      代表製品:コーススレッド

 

高低ねじ(Hi&Lo):ねじが高い山、低い山になっているため、木材はもちろん、薄鉄板でも使用可能

     1条ねじに比べて2倍のスピードでねじが回ります。

      代表製品:長押ビス、板金ビス、コンクリートビス

 
ドリル先端:下地が1.6mm以上の鉄骨の際に使用

      鉄骨に下穴を開け、そのままねじを切ります

       代表製品:ドリルビス

 
足割先端:ねじの先端に足割(カット)をいれることにより、木材に対して木割れも少なく、

     入りもよく、施行が容易になります。

       代表製品:スリムスレッド、雨樋ビス